花粉や風邪の季節にお世話になるマスクですが、今年は新型コロナウイルスの予防対策として「マスク」は必要不可欠なものになりましたね。
寝る時にマスクをすると喉に良いといった話も聞きますが、本当に効果はあるのでしょうか。
今回は、寝る時のマスクの効果を紹介します。
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寝る時のマスクのメリット
喉が痛い時や風邪をひいている時などに、マスクをすると良いと言われる効果には以下のような事があります。
喉の痛みを抑え、唇や肌が潤う
乾燥した季節やクーラーなどが効いている寝室で寝ていると、朝起きた時に喉が痛い。
それは寝ている間に喉が乾燥してしまったことが原因かもしれません。
寝ている間の喉の乾燥を防ぐには、マスクはとても効果的です。
マスクをしていると、自分の息がマスク内にこもって口の周りの湿度が高くなります。そして、その湿った空気を吸う事で鼻や喉の乾燥を防ぐことができるのです。
同様の理由でかさかさが気になる唇や肌も、湿度の高い状態にあるので、潤った状態になる例もあります。
風邪の予防にも効果的
また睡眠中は、日中に比べ、唾液の分泌が少なくなると言われています。
寝るときにマスクをすると、先に述べたようにマスクの中は高温多湿となります。
そのため、寝るときマスクは風邪予防に効果的と言われています。
身体の冷えを防ぐ
冷たい空気を吸うと身体は冷えてしまいます。
身体が冷えてしまうと寝つきが悪くなり、さらに身体が冷えた状態が続くと体力の低下を引き起こすこともあります。
寝るときにマスクをしていると、冷たい空気ではなく、自分の息で温まった空気を吸うことができるため、冷え過ぎを防ぐことができます。
寝る時のマスクのデメリット
マスクをして寝ることは、いいことだらけのようですが、やっぱり、デメリットもあります。
寝るときマスクの注意点を紹介していきます。
睡眠の質が下がる
身体を温かく保ってくれるマスクですが、一方でマスクをしていることで息苦しさを感じて寝つきが悪くなったりするという人もいます。
マスクのゴムが擦れ、耳などに痛みを感じて目が覚めたり、眠りが浅くなったりする場合も。
そういう人が、無理やりマスクをし続けると、かえって睡眠の質が低下して体力が落ちてしまうこともあります。
ニキビの原因にもなる
風邪の原因となるウイルスは高温多湿を嫌いますが、雑菌の中には逆に高温多湿を好むものも多くいます。
マスク内はそうした雑菌が好む環境であり、ニキビ菌もその一つです。
寝るときマスクがニキビの原因になることもあるんです。
肌荒れを引き起こす
寝ているときでも、寝返りをうったり、横になった状態で体を動かしたりするので、当然のことですが、頭部、顔も動きます。
それによってマスクと肌が擦れ合って肌荒れの原因になってしまうこともあります。
寝るときにマスクをするということは、一晩中肌にマスクが触れている状態です。
一回一回は小さな摩擦でも、毎日マスクをして寝ることによって肌の負担は大きくなっていき、お肌が敏感な方の場合、肌荒れがひどくなってしまうこともあります。
上手なマスクの仕方
寝るときにマスクをすることの効果は理解しても、やっぱりデメリットは気になります。
では、デメリットを最小限に抑えた寝るときマスクの活用法はないのでしょうか。寝るときマスクの活用ポイントをお教えします。
寝る時のマスクは素材に注目
マスクの素材にもいろいろあります。
「不織布マスク」はマスク生地部分に不織布を使用したものです。
不織布の多くは化学繊維で加工がしやすく、「立体構造マスク」など顔にフィットするマスクなども多く販売されています。
立体構造だと、口元に少し空間ができ、息がしやすい感じもします。
しかし不織布のマスクは、外出時などに花粉等の侵入を防ぐというフィルター機能の点では優れていますが、寝るときのマスクには天然素材の綿やシルクタイプのものがおすすめです。
「布製マスク」には綿を使ったガーゼマスクやシルクマスクなどがあり、肌触りが柔らか。シルクマスクは、天然素材で保湿性にも優れていますし、吸水性もあるので、口元の湿度を適度に保ってくれます。
また、不織布マスクの多くは使い捨てタイプですが、ガーゼマスクやシルクマスクなど布製マスクは洗濯でき、繰り返し使えます。
機能性のあるマスクを選ぶ
最近は、寝るときにつけるための機能性を持ったマスクもあります。
例えば、夜用マスクとして耳かけ部分の長さを調整できるようにして、痛みを感じにくいようにしたものや、濡らしたガーゼをマスクに入れることで、さらに乾燥を防ぐといったものなどがあります。
ネックウォーマーなのにマスクとしても使えるといったものなら首元の冷え防止にもなり、マスクのように耳かけ部分にゴムがないので、耳が痛くなりにくいです。
マスクのゴムで耳がすれてしまい痛むという方は、直接耳にかけずにマスクを使える、サポートアイテムもあります。
まとめ
・喉や唇の乾燥が気になる
・寝ている間の身体の冷えが心配
・寝室の花粉も気になって眠れない
など、の問題があるとき、寝るときマスクは効果を発揮します。
でも、寝ている間に、ずっと口元に、顔についているものだからこそ、素材やサポートアイテムなどを上手に使って、快適なマスクライフを送ってくださいね。
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