「自分に合うマットレスってなんだろう?」
検索サイトで「マットレス おすすめ」と検索すると下記のような結果が出ると思います。

マットレスの特集は数多くありますが、「なかなかピンとくるマットレスが見つけられない」と思う事も多いのはないでしょうか。
そもそもマットレスに人気ランキングは関係ありません。
なぜならマットレスは使う人やシーンによって選ぶべきものが変わるからです。万人に、そしてすべてシーンに合うマットレスは存在しません。
しかし、マットレスの種類や特徴をしっかり理解することで自分にぴったりのマットレスと出会う確率は格段に上がるので自分で選んでみましょう。
この記事では買ってもできるだけ失敗が少ない、高品質でコストパフォーマンスが良いマットレスを価格別に厳選しましたので参考にしてください。
Contents
マットレスの種類について
マットレスの素材によって根心地や耐久性などに違いがあります。それぞれの素材の良さを紹介していきます。
ボンネイルコイル
ボンネルコイルは、コイル事態を上下左右に繋げておりマット全体のスプリング機能を高めています。適度な硬さと反発力があり、寝返りしやすいのが特徴です。
通気性があり、耐久性も良いのがポイントです。沈み込むような柔らかいマットレスが苦手な方におすすめです。コイルマットレスの中では安価なタイプなのでマットレスを初めて使用する方にもいすすめです。
ポケットコイル
ポケットコイルは、マットレスのコイルが連結しておらず、独立した構造になっているので体を点で支える作りになっています。そのため、体のラインに沿ってフィットしてくれるのが特徴です。仰向けでも横向きでも体に面している部分に合わせて支えてくれるので、寝心地を追求する方におすすめです。同じコイルマットレスでも、ボンネルコイルマットレスより高価な傾向があります。
ウレタン
ウレタンは、クッション性があり体にフィットしやすいのが特徴です。高反発、低反発の2種類があり使用感が異なります。高反発ウレタンは、体圧分散性が良く寝返りしやすいのが特徴です。低反発に比べて耐久性もあります。
低反発ウレタンは、体の形に合わせて程よく沈むためフィット感が高く、包み込んだような寝心地を得られます。その分へたりやすさはあるので、長期で使用することを考えている場合は密度が35D程度あるものがおすすめです。コイルマットレスより安価なものが多いです。
ファイバー
ファイバーは、ポリエチレンやポリエステルなどの細い繊維を網目のようにして固めたものです。空気を含んだファイバーが体を支えます。軽くて扱いやすいのが特徴で、通気性が良く速乾性があります。エアーマットレスの素材として使われることが多いです。性能の高いファイバーマットレスは高価になります。
マットレスを選ぶ時のポイント
ここからは、マットレスを選ぶときのポイント3つを紹介します。
寝心地
マットレスはなんといっても寝心地が重要です。硬めのマットレスが好みの方はボンネルコイルや高反発ウレタンのマットレスを、体にフィットするマットレスが好みの方は、ポケットコイルや低反発ウレタンのマットレスがおすすめです。
通気性
通気性があるものは、湿気がこもりにくくサラッとした使用感が持続します。カビの繁殖も抑えることができるので、衛生的に使用することもできます。
ボンネルコイルは通気性が良いといわれています。ポケットコイルやウレタンは通気性は劣りますが移動しやすく干しやすさはあるので、風通しの良いところで立てかけておくなど湿気対策のお手入れをすると良いですね。
利便性
収納や移動の利便性を重視する場合には折りたためるマットレスが使いやすいでしょう。軽量で3つ折りや4つ折りにできるタイプがおすすめです。
安いマットレスを買う時の注意点
安いマットレスを買うときに注意したいポイントを2つ紹介します。
マットレスの厚みは十分か?
マットレスの厚みは寝心地に影響を与えます。薄すぎると底つきが気になります。5㎝程度のマットレスでは底につきやすくなってしまうので、他のマットレスの上に敷くのがおすすめです。厚みが7㎝程度あれば体重60㎏前後の方、10㎝程度あれば体重80㎏前後の方でも安心してお使いいただけるでしょう。
耐久性があるか?
コイルスプリングを使用している場合は、ボンネルコイルの方がポケットコイルよりも耐久性があるといわれています。
ただし、ポケットコイルも使い方によって耐久性が変わってきます。長く使うには1年に1回、マットレスの上下の向きを入れ替えましょう。同じ位置に体重がかかり続けるのを抑えることができます。ウレタンは密度に注目しましょう。密度が高いほど丈夫で、高反発なら30D、低反発なら35D程度の密度があるものがおすすめです。
予算別マットレス
それではいよいよ、安いのに寝心地も良いおすすめのマットレスを紹介します。
【1〜3万円台】格安マットレス6選
あまりお金がかけられないけど、コスパが良く快眠したい
最もコストパフォーマンスが発揮される価格帯で、ネット限定商品が中心です。その中でもお得でおすすめな格安モデルを揃えました。
1.neruco[バリューポケットコイルマットレス]
コスパで選ぶならコレだと思います。
ベッド専門店「neruco」のオリジナルマットレス。シングルサイズでおよそ1万円で買える格安価格ですが、線径が太く高密度仕様な為コストパフォーマンスが良い商品です。
マットレスの側面はすべてメッシュ構造になっており、通気性も抜群です。どちらかというと、ソフトな寝心地で女性におすすめです。
サイズ | セミシングル〜キング ※ショート丈あり |
硬さ | ふつう |
反発性 | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 | 9,900円〜 |
その他 | 片面仕様、メッシュ構造 |
2.ビーナスベッド[オリジナル国産ポケットコイルマットレス]
高品質な国産品、だけど低価格
広島県にあるベッドメーカー「ビーナスベッド」のオリジナルマットレス。スプリングは並行配列のポケットコイルで、適度な反発力があり寝返りもしやすい構造です。
コイルに使用しているバネは一般的な「硬鋼線」よりもハイグレードな「ピアノ線」を採用。側地は綿100%で通気性が良く、両面仕様な為、表裏のローテーションも可能です。
サイズ | セミシングル〜キング ※ロングサイズあり |
硬さ | やや硬め |
反発性 | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 | 37,000円〜 |
その他 | 日本製、両面仕様、通気性◎、ピアノ線 |
3.,モダンデコ[DORMIRA]
コイル数1,300個の超高密度で2万円台
1,300個の超高密度コイルで、荷重がかかりやすい場所に太いコイルを配置するゾーニング仕様。口コミ評価も高く、10万円を超えそうな仕様ですが2万円台で買えるコスパの良さが魅力です。
サイズ | シングル〜ダブル |
硬さ | ふつう |
反発力 | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 | 25,990円〜 |
その他 | 片面仕様、ゾーニング、防ダニ |
4.フランスベッド×neruco
硬めの寝心地が好きな人に
フランスベッドと先ほど紹介したネルコが「普通の硬さじゃ満足できない人」に向けて共同開発した超硬めのマットレス。単に硬いだけではなく、適度な体圧分散性と寝返りをサポートしてくれる反発性がある為、多くの人が受け入れやすい寝心地です。
サイズ | シングル〜ダブル |
硬さ | 硬め |
反発性 | ふつう |
クッション材 | 高密度連続スプリング |
価格 | 39,990円〜 |
その他 | 両面仕様、防ダニ、抗菌・防臭 |
5.エアリゾーム [ピロートップHOLLOW]
とくに女性におすすめ
ピロートップとはマットレスの上にクッションが付いている仕様のこと。マットレスの体圧分散性を向上させます。高級ホテルにもピロートップタイプのマットレスはよく採用されています。柔らかいのでどちらかというと、女性に大変おすすめです。
サイズ | シングル〜クイーン |
硬さ | ややソフト |
反発力 | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 | 19,980円〜 |
その他 | 片面仕様、ピロートップ、ゾーニング |
7.腰痛対策マットレス[モットン]
腰痛持ちのために作られたマットレス
モットンは株式会社グリボーという日本のベンチャー企業が販売しているマットレス。体圧分散性と高い反発力で寝返りが打ちやすく「腰痛対策」として開発され、多くの腰痛持ちの人から支持されています。90日間の無料お試し期間もあるので、腰痛で悩む人は試してみてはいかがでしょうか。
サイズ | シングル〜ダブル |
硬さ | ふつう |
反発性 | 高反発 |
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 39,800円〜 |
その他 | 両面仕様、高反発、無料お試し期間 |
【5〜10万円台】本格的な寝心地のマットレス6選
快適な寝心地にこだわりたい
少し予算を奮発して、より満足いく寝心地を得たい人におすすめです。有名メーカー製のマットレスもこのくらいの価格から増えてきます。
1.アキレス[フレアベル サーモフェーズ プレミアムモデル]
理想的な寝床内温度を実現
日本で随一のウレタンフォームの開発ノウハウを持つアキレス(株)が自社ブランドで手がけるオリジナルマットレス。高品質なウレタンフォームに独自開発した「サーモフェーズ」という温度調節素材を塗布していることが特長です。近年の睡眠科学では「理想的な寝床内温度は約33℃」ということがわかってきて、それを実現できるマットレスとして業界で初めて開発に成功しました。知名度はまだまだこれからですが、日本製の高品質でコストパフォーマンスに優れています。
サイズ | シングル〜ダブル |
硬さ | やや硬め |
反発性 | ふつう |
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 64,800円〜 |
その他 | 温度調節、片面仕様、衝撃吸収 |
2.フランスベッド[ライフトリートメント LT-300N]
フランスベッドで最も人気
フランスベッドの基幹シリーズの「ライフトリートメント」のベーシックモデル。高密度連続スプリングによる耐久性が高く、しっかりとした寝心地が特徴。さらに両面仕様・抗菌防臭加工です。有名メーカーの中では低価格で、コストパフォーマンスに優れた逸品。
サイズ | セミシングル〜クイーン |
硬さ | ソフト〜ハード |
反発性 | ふつう |
クッション材 | 高密度連続スプリング |
価格 | 74,200円〜 |
その他 | 両面仕様、防ダニ、抗菌防臭 |
3.マニフレックス[フラッグFX]
マニフレックスのフラッグシップモデル
エリオセルを使った高反発マットレスで有名なマニフレックスのフラッグシップモデル。サッカーの香川選手が愛用していることでも有名です。腰痛が改善されたという口コミも多く見られます。
サイズ | シングル〜クイーン |
硬さ | ふつう |
反発性 | 高反発 |
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 88,000円〜 |
その他 | 片面仕様 |
4.エアウィーヴ[ベッドマットレスS01]
エアウィーヴのエントリーモデル
有名アスリートから厚い支持があるエアウィーヴ。エアウィーヴのベッドマットレスは価格が高めですが、2018年10月に低価格で買えるモデルをラインアップに追加しました。それがこの「S01」です。硬めの寝心地で、軽い力で寝返りを打てることが特徴。エアウィーヴの芯材であるエアファイバーは洗える素材なので、いつでも清潔に保てます。
サイズ | シングル〜ダブル |
硬さ | 硬め |
反発性 | 高反発 |
クッション材 | ポリエチレン |
価格 | 99,000円〜 |
その他 | 片面仕様、洗える |
5.フランスベッド[クラウディア CL-BAE]
女性のためのマットレス
クラウディアは「女性のための美しくなるベッドシリーズ」として開発されたマットレスです。肌の潤いをコントロールできる性能がある潤い繊維「リフレス」を生地に採用。高密度連続スプリング×ファイバーを組み合わせた高反発タイプですが、詰め物層がフカフカしていて、寝心地がソフトながら体をしっかり支える理想的な構造です。色々なマットレスの良いとこ取りで作ったようなマットレスで、ソフトなのに寝返りが打ちやすく、私が知る限りフランスベッドの中で最も寝心地が良かったシリーズです。
サイズ | シングル〜ダブル |
硬さ | ややソフト |
反発性 | 高反発 |
クッション材 | 高密度連続スプリング |
価格 | 108,000円〜 |
その他 | 片面仕様、防ダニ、抗菌防臭、潤い繊維 |
【15万以上】高級マットレス
高級ホテルの寝心地を自宅で味わいたい
高級ホテルへの納入実績が豊富で確かな品質のマットレスを紹介します。
1.ビブラート1
ビブラート1は「ホテル仕様」の高機能マットレスです。生卵やワインをベッドの上に置いて動いても全くこぼれる事がないほど、高い反発性が特徴的です。そのため、体に力を入れずに快適な寝返りがうてます。
サイズ | シングル〜ダブル |
硬さ | ややソフト |
反発性 | 低反発 |
クッション材 | ウレタン |
価格 | 220,000円前後〜 |
その他 | 両面仕様、ゾーニング、難燃素材 |
【コンパクト】薄型&折りたたみマットレス4選
折りたたんで収納したい
2段ベッドやロフトベッドで使いたい
薄型や折りたたみマットレスは寝心地は通常のベッドマットレスに比べると劣る傾向がありますが、厚いマットレスが置けないベッド(二段ベッドやロフトベッドなど)に最適です。また、収納しやすいので来客用にもおすすめです。
1.高密度・高反発マットレス[ソムレスタ]
三つ折りできて高衛生・高耐久
寝具・インテリア業界に20年ほど精通したプロが満を持して立ち上げた高品質ウレタンマットレスブランド。高反発タイプなので、寝返りが打ちやすいです。高密度で作られているため耐久性が高いことも特長。1枚タイプにも関わらず三つ折りできるので、使わないときに畳んでおけます。
サイズ | シングル〜ワイドダブル |
硬さ | やや硬め |
反発性 | 高反発 |
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 39,600円〜 |
その他 | 両面仕様、高反発、高密度、抗菌防臭 |
2.昭和西川[ムアツふとん]
累計400万台の大ヒットマットレス
日本の老舗寝具メーカー「昭和西川」の薄型マットレス。商品名はムアツ「ふとん」ですが、ウレタンフォームを使用した薄型マットレスです。凹凸加工が施されたプロファイルウレタンマットレスのパイオニアで、1971年に発売を開始し、2015年には累計販売数400万台を達成した大ヒットロングセラー商品として有名です。
しっかりとしたやや硬めの寝心地ですが、凹凸加工によって体圧分散性が高められ、硬さとやわらかさの絶妙なバランスが取れています。とはいえ薄型タイプなので基本的には仰向き寝を中心とした寝姿勢の人が合いやすいでしょう。トッパーとしても優れた使用感です。
ただし、縦幅が200cm(一般的なマットレスより5cm長い)・シングルサイズは横幅が91cm(一般的なマットレスより6cm狭い)ので、お使いのベッドフレームによっては少しだけ収まりが悪くなるかもしれません。
サイズ | シングル〜ダブル |
硬さ | やや硬め |
反発性 | 高反発 |
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 41,800円〜 |
その他 | 抗菌防臭・防ダニ |
3.neruco[オリジナル薄型ポケットコイルマットレス]
格安&定番ならコレ
線径1.9mmのバネを使用したしなやかな弾力性を持つ薄型ポケットコイルマットレス。全周メッシュ構造なので通気性に優れています。お届け時にはロール状の圧縮梱包で配送されるので、通路が狭い家でも安心です
サイズ | セミシングル〜シングル |
硬さ | ふつう |
反発性 | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 | 9,480円〜 |
その他 | 片面仕様、メッシュ構造 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
良いマットレスの種類、マットレスの構造、そして価格帯別に厳選したマットレスを紹介してきました。
本気で睡眠の質を改善したいのであれば、マットレスだけで15~30万円くらいの予算は必要です。このくらいの予算を出せば、まず間違いなく高品質のマットレスを手に入れることができるでしょう。
しかし、若い人などは生活環境が変わりやすいので、「高価なマットレスを買ったのに買い替えないといけない」ということになりやすいです。
そういった人は、ぜひノーブランドや通販も検討ください。
実は、最もコストパフォーマンスに優れているのは、実店舗を持たない通販サイトなんです。
「もっと専門性のあるマットレスを知りたい」
と思った方は、「腰痛対策のマットレス」を参考にして頂ければ幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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